【サクラマス】 ファインテールFSX-822MH ストラディックC3000HG

タックル紹介
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 私がメインフィールドとしている関西エリアでもサクラマスが解禁間近ということで、タックル整理に楽しくも忙しいところです。私のメインタックルは7ft後半のスピニングロッドです。シーズン当初、河口付近での釣りがメインになる時期はどうしてもロングロッドが欲しくなります・・・。
 そこで、8ft2inのメジャークラフト ファインテールをサブタックルとして購入してみました。昨年、サクラマスベイトロッドとして、同シリーズのロッドを購入しましたが、ティップの入り込みやバットの強さ、キャストのしやすさ、コルクグリップの質などコストパフォーマンスに優れたエントリーモデルだと感じました。そこで、同シリーズのスピニングロッドをひとまず購入するに至りました。

今回は、メジャクラフト ファインテールストラディックC3000HGのスピニングタックルのレビューを行いたいと思います。

スピニングロッド紹介( Major Craft   New Finetail FSX-822MH )

 ベイトの使用時も感じましたが、この価格帯の他のロッドと比較して特にグリップ周りに高級感がありました。私の好きなバスデイの川島さんも開発に携われておられるようで、アンダー2万円の価格を考えると使用感と高級感のあるロッドだと思います。

ファインテール FSX-822MH    

新しいバイアス製法によってしなやかで強くなったブランクス。軽量なNEWガイドのSic-Sにより、更に振り抜けが良くなりました。前モデルよりのややバットにパワーを持たせてありますが、流れの中のサクラマスなどの大型魚のパワーをしっかりと受け止めるファインテールならではの曲げて獲るブランクスの安心感は健在です。

引用:https://www.majorcraft.co.jp/roditem/9159

スピニングリール紹介( ストラディック C3000HG )

 マイクロモジュールギアⅡが搭載されており、この価格帯では考えられない巻心地の良さを感じました。一昔前では考えられない性能の向上ですよね!ギアは、アップクロス・ダウンクロスなどオールマイティーに使用ができるHGを選択しました。糸巻き量も充分確保できます。また、シマノらしいきっちりした作り込みを感じ、ベール操作なども「バチンッ!!」という機械感を感じ、ひと昔のステラのような雰囲気で使っていて楽しくなるリールでした。耐久性については、使用を重ねて分かることかと思いますので、機会があれば使用を重ねて記事にさせてもらおうかと思います。

 この価格を考慮すると、サクラマスに必要十分に対応することができる素晴らしいリールだと感じました。本当に近年のコスパリールの性能向上はすごいですね!サクラマスやシーバスなどを始めてみようと思う方におすすめできますし、サブタックル・メインタックル問わず期待以上の性能を発揮してくれると思います。

ロッドの使用感

素晴らしいキャストフィール

 ミノー、バイブレーション、ジグヘッド、スプーンなど6g〜24gまでのルアーを使用しました。6g〜16g程度の範囲では、何も気にせずにロッドをしならせてルアーをキャストすることができます。レギュラーファーストのロッド調子のため、テイクバック時にティップがしなり、力いっぱいフルスイングしなくてもロッドがルアーの重みを受け止め反発し、ルアーが自然と飛んでいく感覚があります。キャストを連続するサクラマスには、ありがたいフィーリングでした。
 
 18g以上のルアーは少し投げにくさも感じました。ティップだけではルアーの重みを受け止めきれず、少ししなり過ぎる感じがあります。そのため、少しロッドを立て気味にし、バッド部分を意識してルアーの重みを乗せて投げる必要があるように思いました。
 
 基本的にはサクラマスルアーの範囲内では、素晴らしいキャストフィールかと思います

水中の変化を読み取れる感度

 レギュラーファーストの調子からくるティップの柔らかさ、ルアーをリトリーブしているときにルアーの動きや水中の変化をティップで非常に感じ取りやすいと思いました。トゥイッチングもしなやかなティップが優しくルアーに力を加えて、強すぎないトゥイッチングアクションを加えることができます。また、スプーンやバイブレーションをリフトアンドフォールさせてみましたが、ティップが柔らかすぎることなく、無理なくルアーにアクションを加えることができます。
 
 ルアーの動きから水中の変化を読み取り、しなやかに無理なくルアーにアクションを加えることができるロッドでティップの設計が素晴らしいと感じました。さまざまなルアーでサクラマスをされるかと思いますが、サクラマス用(トラウト用)に設計された専用ロッドならではの良さを感じ取れると思います。もし、汎用ロッドやシーバスロッドを使用しておられるトラウトアングラーがおられましたら、おすすめできるロッドだと思います。

コルクの質と木製グリップ

 エントリーモデルのロッドになりますが、コルクの質も比較的よく、目減りしている感じもありませんでした。また、リールシート部分が木製になっており、自然な風合いで高級感が演出されています。こだわりの花梨グリップなど比べると違いはありますが、トラウトフィッシングロッドとしての良さを感じることができるグリップであると思います。

リールシートの改善が必要

 リールシート部分の金属部品の工夫が必要であるかと思いました。一般的なリールシートはリールフット型に形成されている印象です。しかし、ファインテールのリールシートは、リールフット型に形成されておらず金属製のカップを押し込むように設計されています。そのため、リールフットに傷が入りやすく、ステラなどのリールを装着するのに抵抗感がありました。使用中にリールがグラつくなどの実釣影響があるデメリットはありませんが、こだわりの道具を使われる方も多いトラウトフィッシングにとって、このリールシートは改善をお願いしたい点だと感じました。

最後に

 ファインテール、ストラディックともに本当にコストパフォーマンスに優れており、一世代前では考えられないほどの中級機種タックルの進化を感じました。このタックルで充分サクラマスルアーフィッシングが成立すると思いますので、サクラマスを始られる方や初めての専用タックル購入を検討されている方にはおすすめしたいタックルです。

 解禁当初は河口付近での釣りが多くなりますので、今年も河口付近での遠投するシーンで使っていこうと思います。

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