私がメインフィールドとしている関西エリアのサクラマス遡上河川は、3月から解禁し5月末頃までをシーズンとしています。サクラマスもいよいよ大詰めというところですね!
私も、毎年、サクラマスフィッシングを楽しんでいるのですが、前々から気になっていたベイトタックルを今年から導入しました。
今回は、ベイトタックルを導入して感じたことを記事にしていきます。
- ベイトタックルの使用で感じたメリット
- ベイトタックルの使用で感じたデメリット
- メリットとデメリットのまとめ
- ベイトロッド紹介( Major Craft New Finetail )
- ベイトリール紹介( SHIMANO SLX MGL )
ベイトタックルの使用で感じたメリット
- 手返しの良さ
ベイトタックルがスピニングよりはるかに優れている点の一つは、手返しの良さが挙げられます。ショートキャストが多いサクラマスフィッシングでは、手返しの良いベイトリールの恩恵を受けることができるはずです。
- ピンスポットキャスト
中流域や堰堤などでは、狙った場所にルアーをアプローチすることが求められます。スピニングでもサミングすることはできますが、やっぱりベイトリールの方がサミングで狙ったポイントにルアーを落としやすいなと感じました。
私は、よく対岸やピンスポットのギリギリを狙いすぎて草木に引っかけてしまった‥‥なんてことがあるのです。しかし、ベイトタックルを使用するとこのミスを防ぐことができ、ルアーロストが大幅に減りました!
- 何よりも楽しい!
突き詰めると、ベイトタックル導入の一番の理由はここかなと思います。スピニングリールでは感じられない操作性。釣れる・釣れないも重要かもしれませんが、こんな釣りの楽しみ方もあるのかな〜と思います!
・飛距離はスピニングの優勢
近年ベイトリールの性能向上も著しいですが、飛距離の面ではやはりスピニングリールが優勢に感じました。大型河川やシーズン初期の河口エリアでの釣りでは、どうしても飛距離を求めてしまいます。もちろん、ベイトリールの飛距離でも釣れないことはないですよ。実際に釣られている方もおられますしね。
・風の影響を受けやすい
やっぱり、ベイトリールは風の影響を受けやすかったです。シーズン初期の3月頃は風が強い日が多いですし、河口エリアでは風をさえぎるものがないので風の影響を受けやすいです。特に、8g〜12g程度のミノーをメインとするサクラマスフィッシングでは、風が強い場所、風が強い日のベイトタックル使用はあまりオススメできませんでした。
メリットとデメリットのまとめ
以上から、ベイトタックルのメリット・デメリットを考慮すると、ベイトタックは使用場面を選べばより快適に釣りができると感じました。
- 中流域・堰堤
飛距離を必要としない 精度の高いキャストが求められる 山間に位置するため風の影響を受けにくい
※ ベイトタックルの恩恵を受けながら、より快適に釣りができると感じました。
- 河口域
飛距離を必要とする 風をさえぎる地形でないので風をもろに受ける
※ ベイトタックルでも釣りは成立するが、スピニングの方が快適だと感じました。
- Major Craft New Finetail FSX-B722MH
私が購入したベイトロッドは、メジャークラフトのファインテールです。
価格:21,500 (23,650) 全長(ft):7’2” 継数:2 ルアー(g):5-23
ライン:8-16(lb) 0.8-1.5(号) アクション:RF
FSX-B722MH 引用:https://www.majorcraft.co.jp/roditem/9159
中規模河川でのサクラマスやレインボー、湿原河川や湖でのトラウトなど様々なフィールドで活躍。厳寒期での使用を想定した大きめのガイド設定で、ナイロンライン直結や、極太リーダーの使用も問題なし。レギュラーテーパーに近い調子で、ロングキャストからフリップキャストまで、ルアーウェイトをしっかり背負った感覚でのキャストが可能。
グリップ周りに高級感がありました。使用感としては、レギューラーファーストらしい先調子で、キャストの際にはしっかりと穂先が曲がりルアーを飛ばしてくれます。6g〜12gのミノーのキャストフィールは素晴らしいです!
河口で20g程度のバイブレーションを遠投してみましたが、ロッドがダレることなく、しっかりと振り抜くことができます。しっかりとバットで重みを受け止め、反発力でルアーを飛ばしてくれる印象でした。
バスデイの川島さんも愛用されているようです。アンダー2万円の価格を考えると価格以上の使用感と高級感のあるロッドでした!
- SHIMANO SLX MGL
私が購入したベイトリールは、シマノのSLX MGL 70HG RIGHT です。
価格:21,000 ギア比:7.2 最大ドラグ(kg):5.5 自重(g):195
ナイロン糸巻き量(lb-m):12-100 14-90 16-80 最大巻上長(cm):72
SLX MGL 70HG RIGHT
引用:http://fishing.shimano.co.jp/product/reel/5576
クイックな立ち上がりで抜群の飛距離とストレスのない飛びを実現するマグナムライトスプール、イージーセッティングで広いブレーキ調整幅を誇るSVS∞(インフィニティ)、高剛性のHAGANEボディなど、上級機種並みのテクノロジーを惜しみなく投入。ラバージグの点撃ちからトップウォーター、スピナーベイトやクランクベイトといったマキモノまで幅広く対応します。マットブラックを基調としたボディにアクセントとしてシマノブルーを配したデザインを採用。1台であらゆるリグを使い分けたい欲張りアングラーや、バス釣りが楽しくて仕方がないヤングアングラーに、ぜひとも使っていただきたいバーサタイルリールです。
サクラマスフィッシングでは、アップクロス(上流側に投げる)・ダウンクロス(下流側に投げる)のどちらも行いますので、巻きの力とともに巻き速度も必要とします。SLX MGLは、ノーマルギア・ハイギア・エクストラハイギアの3種類をラインナップされていますが、今回は間を取ってハイギアを選択しました。このギア選択は正解だったな〜と感じています!
ルアーの使用範囲は、6g〜20g程度が快適に使用できる範囲かと思います。ブラックバスやシーバスと比較すると比較的軽いルアーを使用することが多いサクラマスフィッシングでは、MGLスプールの恩恵をかなり感じることができると思います。ちなみに、私は、ナイロン14lbを90m巻いて使用しました。
剛性感も必要十分はあるように感じました。ただ、少し巻きが重い感じがしたため、ハンドルノブとレベルワインダー部分にベアリングを追加して使用しました。その様子も後々お伝えしていけたらと思っています!
こちらもアンダー2万円の価格を考慮すると、サクラマスに必要十分に対応することができると感じました。本当に近年のコスパリールの性能向上はすごいですね!ベイトタックル導入の最初の機種としては大変オススメですし、サブタックル・メインタックル問わず期待以上の性能を発揮してくれると思います!
- 最後に
もちろんのことですが、ベイトタックルがスピニングタックルを全てで上回ることはないです。逆も然りで、スピニングタックルがベイトタックルを全てで上回ることはないです。やっぱり、どちらにも良いところがありますね!お財布が許せば、2タックル準備して、使い分けることでより快適な釣りを楽しめるのかな〜と思いました。
私は、元来リールマニアの一面があるのです。もちろん「 SLX MGL 」には十分満足ですし、このまま使い込んでいくことになると思うのですが、いつかは「 カルカッタコンクエストDC 100HG 」くらいにランクアップしたいな〜なんて思ったり‥‥。
次回は、「 SLX MGL 」のベアリング追加の様子(追加方法)をご紹介できればと思っています。巻きがかなり軽くなるのでオススメです!
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