【ステラ レビュー】 14ステラ

タックル紹介
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 前回10ステラのレビューを行いましたので、今回は引き続き14ステラのレビューをさせていただこうと思います。

 14ステラはステラの中でも最も使い込んだリールの一つです。発売当時から18ステラが発売されるまでしっかり使い込んできたので、今回のその経験から14ステラの魅力をお伝え出来ればと思います。

14ステラの特徴

スピニングに『 マイクロモジュールギア 』を初搭載

 シマノリールのなめらかな巻き心地を演出するマイクロモジュールギア。現行リールでは、マイクロモジュールギアⅢが搭載されていますね。元祖マイクロモジュールギアがスピニングリールに搭載されたのは、14ステラが初めてになります。ベイトリールであるアンタレスに搭載されていたマイクロモジュールギアのノウハウをスピニングに搭載しました。

 ギアの歯を細かくすることにより、ドライブギアとピニオンギアの接触面を増やし、巻き上げトルクのさらなる向上を達成しました。ステラといえばしっとりとヌメヌメした巻き心地。ステラならではの巻き心地を決定付けたのは、この14ステラなのではないでしょうか。

ギアボックス内の設計をさらに見直した『 Gフリーボディー 』

 ウォームシャフトをリールフット側に再設計したことにより、リールの重心をより手元に近づけることができました。このことにより、持ち重り感を軽減させ、リールをより軽快に扱えるようになりました。

この機構は、現在のシマノのほとんどのスピニングリールに搭載されている設計になっています。

より防水性能を高めた『 コアプロテクト 』

 撥水性能を極限まで高めることで、より高いレベルでリール内部への水の侵入を防ぐことが可能になりました。特殊グリスにより、長期間防水性能を維持し、リールの可動部は動きを妨げない設計になっていました。このことにより、リールの巻き心地を失わずに耐久性を大きく向上させることに成功しました。

 ソルトアングラーにとっては、この機構の登場によりリールの巻き心地が驚くほど長く維持されるようになったのではないでしょうか。

高硬度でキズつきにくい『 チタンベール 』

 10ステラまではステンレスベールが用いられていましたが、14ステラからチタンベールに変更しました。地面に置くことなどでキズつきやすいベール部分にチタンを用いることで、よりキズがつきにくくライントラブルなどを減少させました。

ドラグ性能がさらに向上した『 リジッドサポートドラグ 』

 今までのステラのドラグも申し分なかったと思っていましたが、より細やかにドラグが効くようになりました。魚の動きに追従するようにドラグがはたらき、ラインがスムーズに放出されるようになりました。

バスやライトゲームなどにおいても、ライトラインが使用できるようになり釣果がさらに増加した人も多いのではないでしょうか。

飛距離10%アップ『 ロングストロークスプール 』

 現行リールでは、中級機にも搭載されるようになったロングストロークスプール。当時は、ステラにだけ搭載された機構であり、他のスピンングリールよりも確かに飛距離が出ていました。

ステラを使い慣れていた私は、ステラを使わないときに『 あれ!?いつもはあのあたりまで飛んでいたような・・・。 』となったこともありました。

14ステラC2500HGS(使用感)

 私が所有している14ステラは、C2500HGSになります。メインは本流ヤマメのルアーフィッシング、時々チニングやエギングなどにも使用しています(していました。)14ステラを使用し始めたときを思い出し、当時感じた使用感と最近のリールと比較して感じる使用感をレビューしていきます!

10ステラからトルクと巻き心地の向上

 マイクロモジュールギアの搭載により、巻き心地がさらになめらかになり、巻きノイズも本当に少なくなりました。巻きから得られる水中の情報量がさらに増え、エギングの際などには潮の動きなどをこのリールを通して感じることもできました。『 あ〜、今日はイカが釣れる潮の重みを感じる。』なんてこともありました。エギングは、いまだに14ステラを使用しています。

 

 また、同じくマイクロモジュールギアの搭載により、巻きトルクがより強くなり、負荷のかかる本流のダウンストリームの釣りでもリールの力でグリグリと魚を引き寄せることができました。このリールの登場で釣りがさらに快適になりました。

ドラグ性能の進化に驚き!

 リジットサポートドラグの恩恵なのか、10ステラからドラグ性能が大きく進化したことを多くの人が感じ取れたのではないでしょうか。40cmクラスのヤマメが流心や瀬の流れに入るとかなり走るのですが、ドラグが一定のテンションでなめらかに出ていくため前作よりさらにバラシを軽減してくれるようになりました。ヤマメのローリングにもこのドラグはかなりの武器になりました!個人的には、『このリールでバラしたなら、後はアングラーの腕の問題だ』と感じるさせてくれるリールです。

 また、エギングの際には、イカの引きにも一定のテンションでドラグが効くので、身切れやバラシが本当に減少したと実感しています。

耐久性の向上を感じる一台

 さまざまな新構造により、リールの耐久性が14ステラから一段上がったように感じます。10ステラ時代は、2年間ほどヘビーに使用していると、ベール下がりや巻きノイズが出始めてくる感じで、定期的にシマノのオーバーホールメンテナンスに出していました。しかし、この14ステラになってからは、4年間使い込んでもクリアランスの歪みも感じることなく、巻きのなめらかさも購入時からほとんど変わらないという感じです。使用後に簡単に水洗いをして、たまにオイルを挿すくらいで十分その性能を維持してくれました!

Gフリーボディーの恩恵はそこまで感じ取れませんでした・・・。

 14ステラから新搭載のGフリーボディーですが、個人的には操作性において10ステラとの大きな違いを感じることはできませんでした。言われてみれば少し軽いかな・・・という感じ?ただ、ボディーサイズがこれにより変更され、リールの見た目がシャープになりカッコよくなったと思うので、その点としては大満足です!

最後に

 今回、14ステラのレビューをしました。『あなたの釣りに新しい価値を提供できたとすれば、それこそが、STELLAの存在意義である。』当時の14ステラのCMで流れていましたね。この言葉通り、10ステラにせよ、14ステラにせよ、リールを使う喜びを感じ取れる素晴らしいリールであることは間違いないです!

 個人的には、学生時代に最も使い込んだこのリール。今では、エギングのサブリールとして使用する程度ですが、コレクションとして大切に保管していきたいと感じています。青春の1台、思い出補正が入り過ぎないようにと記事を書かせていただきました。最後までお読みいただきありがとうございました!

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