10ステラ、14ステラとレビューしてきましたので、さらに引き続き今回は18ステラのレビューをさせていただこうと思います。
18ステラは14ステラと並び約4年間を通してかなり使い込んだリールです。今でも現役で使用している18ステラ。今回は、その経験から18ステラの魅力をお伝え出来ればと思います。
18ステラの特徴
マイクロモジュールギアの進化形『 マイクロモジュールギアⅡ 』を初搭載
14ステラからスピニングリールに搭載されたマイクロモジュールギアがさらに進化して搭載されました。ギアの歯をさらに小型化し、より細かい歯を数多く噛み合わせることで、強度となめらかな動力伝達を達成しました。また、シマノの誇る精密冷間鍛造技術により、ハガネギアをさらに進化させ、14ステラからギアの強度を2倍に向上、巻きノイズを半分に軽減したと言われています。
最強の防水性能『 Xプロテット』を初搭載
14ステラで搭載されていた『 コアプロテクト 』をさらに進化させたのが『 Xプロテクト 』になります。『 Xプロテクト 』では、カーボンラインローラーが用いられており、多少メンテナンスをサボってもリール内部やラインローラーが錆びないように改良されています。カーボンラインローラーは、従来のものに比べると耐久性が約5倍と言われています。
18ステラから村田基さんも『 バケツに水を入れてドボンと浸けて、4 , 5回グルグル回したらそれでメンテナンスはいらない。』と言われるようになりましたね。
ライントラブルを軽減する『 ねずみ返し機構 』
スプールを外すとラインがメインシャフトに巻き込まないように、反り返った造りがみられるようになりました。アジングや渓流などでは、かなりのライトラインを使用するため、ラインの巻き込みが発生してしまうことがあります。私も初心者の頃は連発していました・・・。特にこの機構に名称はないようですが、村田基さんが『 ねずみ返し機構 』と言われていましたので、そのように表記しました。
クリアランスのさらなる向上『 サイレントドライブ 』
ギアの進化も18ステラの進化に大きな影響を与えましたが、この『 サイレントドライブ 』も18ステラに見られる代表的な新機構ではないでしょうか。従来のクリアアンスをさらに見直し、リール内部のガタツキや各部品の揺れ、隙間をなくしてその名の通り、無音に近い状態でリールを回転させることができる新技術が誕生しました。
14ステラですでに完璧かと思えるほどのクリアランスをさらに向上させるシマノの開発者に尊敬です!
新番手『 C5000番リール 』の登場
汎用リールといえば、4000番まででしたが18ステラからC5000番が登場しました。ショアジギング・ヒラスズキアングラーなどにとってはありがたい番手の登場だったのではないでしょうか。
個人的には、当時、高知浦戸湾でアカメのルアーフィッシングに熱中していた時期でしたので、C5000XGを購入してアカメを狙っていました。結局、釣れないままに熱がさめてしまいましたが、また時間があればリベンジ遠征したいですね!
18ステラ C2000SHG C5000XG(使用感)
現在、私が所有している18ステラは、C2000SHG , C5000XGになります。C2000SHGの使用用途は、渓流のルアーフィッシングです。また、時々エリアトラウトに行くこともありますので、その際も使用しています。C5000XGの使用用途は、アカメのルアーフィッシングです。現在は、ほとんど出番がなく箱入りの状態保管していますが・・・。
二番手を使い込んできた18ステラ(C2000SHGは現役で使っています)。購入してから早5年が経過しましたが、その使用経験から18ステラの使用感をレビューしていきます!
超ヌメヌメの巻き感にこれ以上の進化があったのかと驚き!
14ステラを愛用してきた私にとって、当時これ以上の進化はないのではないかと感じながら18ステラを購入しました。使用してみると驚きの連続・・・。マイクロモジュールギアⅡ , サイレントドライブの搭載やローター部分の肉抜きなどにより、14ステラを遥かに上回る巻きのなめらかさを実現していました。また、上質なしっとりとした巻き心地を維持したまま、より軽やかな巻き心地に進化しました。
C5000XGでの大型ルアーの釣りでも、C2000SHGでの小型渓流ルアーでの釣りでも巻き感度、巻きトルク、巻きノイズ、巻き出しの軽さ、ルアーをリトリーブする操作すべてが14ステラから進化していたように思います。
クリアランスの見直しにより使用感のさらなる向上
サイレントドライブの搭載により、クリアランスがさらに見直され、リール全体の剛性感がかなり向上しました。ルアーフィッシングでは、ベール操作を何度も繰り返します。18ステラのベール操作時の『 バチッン!! 』という剛性感たるや、それだけで釣りが楽しくなるレベルです。
村田基さんは、この18ステラの使用感を他のリールと比較して『 高級車と軽自動車のドアの開閉 』に例えておられましたが、まさにその通り!ベールを一度返しただけで素人でも『 これは良い物だ! 』と分かる、そんな素晴らしい使用感を持ったリールでした。
また、大型魚を掛けたときもリール全体が歪む感じが全くなく、剛性感の向上がアングラーの体感としてもしっかり分かるそんなリールに進化しました。
高次元すぎて耐久性の進化はわからない。ラインローラートラブルが・・・。
Xプロテクトの搭載により、耐久性がさらに向上しました。正直14ステラでもすでにかなりの耐久性を誇っていたので、18ステラでの進化をアングラーとしてあまり体感することはありませんでした。14ステラも18ステラも使用後の水洗いとたまにオイルを挿しておけばほとんど購入時に性能を維持してくれます!
それ以上に気になったのが、カーボンラインローラー。私の18ステラは大丈夫であったように思いますが、販売当時ラインローラーのノイズが大きいと不具合を訴えるアングラーも多くおられた印象です。
何より見た目が歴代No1ステラ
ネイビーやゴールドを基調してきた10ステラ , 14ステラから大きくデザインを変え、鋼感漂うリールになりました。これは完全に個人的な意見ですが、今でも18ステラのデザインがステラ歴代No1!高級感の中に剛性感を兼ね備えたデザインでかなり気に入っています。
当時、14ステラに十分満足していたため、18ステラの購入を悩んでいましたが、釣具屋さんで18ステラを見て衝動買いに近い形で購入した記憶があります!購入後は、性能にも感動したのは事実ですが、スタートはこの見た目に惚れ込んで購入を決意しました。
最後に
今回、18ステラのレビューをしました。『 成熟は、結実する。』当時の18ステラのCMで流れていましたね。見た目もさることながら、10ステラから14ステラへの進化以上に、14ステラから18ステラでは性能面で大きく成熟したように感じました。
使用し始てから5年が経過していますが、今なお渓流ルアーフィッシングのメインリールとして愛用しています。今後も大切に使用していきたいと思います。今回も最後までお読みいただきありがとうございました。