サクラマスシーズンも最盛期に入ってきました。シーズン盛期になると、中流域や瀬など川幅の狭いところにサクラマスが定位するようになるため、そのようなポイントではメインタックルで使用している8.3ftのロッドでは少し長いと感じてきました。
今シーズンから中流域用のロッドとして、メジャークラフトのファインテール FSX-782Mを導入しました。今回はその使用感などをレビューできればと思います。
スペック紹介
新ファインテール ストリーム FSX-782M
全長:7.8ft 継数:2 適合ルアーウェイト:4〜15g 適合ライン:6〜12lb アクション:RF 定価:¥22,500( ¥24,750 )【 購入価格:¥21,000 】
私は、楽天市場で購入しました。楽天市場で見ると欠品状態の番手もありますが、今回紹介しているFSX-782Mは、販売されており比較的手に入れやすい番手になっています。
ファインテール FSX-782M
小・中規模の本流のサクラマスからスーパーレインボーのテクニカルなゲームに最適です。狙った流れやストラクチャーにピンポイントで打ち込めるようにティップ部はソフトに仕上げました。渓流感覚で手返し良くキャストを繰り返し、トゥイッチをして攻める。スピーディな本流ゲームを可能にしました。
https://www.majorcraft.co.jp/roditem/9159
見た目(デザイン)
良質なコルクと木製グリップ
エントリーモデルのロッドになりますが、コルクの質も比較的よく、目減りしている感じもありませんでした。また、リールシート部分が木製になっており、自然な風合いで高級感が演出されています。こだわりの花梨グリップなど比べると違いはありますが、トラウトフィッシングロッドとしての良さを感じることができるグリップであると思います。
リールシートの改善を熱望
他の番手を使用した時から感じていたことですが、リールシート部分の金属部品の工夫が必要であると思います。ファインテールのリールシートは、リールフット型に形成されておらず金属製のカップをリールフットに押し込むように設計されています。リールフットに傷が入るのではないか心配になります。使用中にリールがグラつくなどの実釣影響があるデメリットはありませんが、こだわりの道具を使われる方も多いトラウトフィッシングにとって、このリールシートは改善をお願いしたい点だと感じます。
使用感
素晴らしいキャストフィール
ミノー、バイブレーション、ジグヘッド、スプーンなど6g〜20gまでのルアーを使用しました。6g〜15g程度の範囲では、ロッドをしならせて楽に、心地よくルアーをキャストすることができました。また、7.8ftのレンズグスを生かした取り回しの良さでピンポイントキャストもかなりしやすいと感じました。キャストが快適で楽しいと感じる素晴らしいフィーリングでした。
18g以上のルアーは少し投げにくさを感じます。ティップだけではルアーの重みを受け止めきれず、フルキャストすると少ししなり過ぎる感じがあります。しかし、中流域で使用することがメインになるので、フルキャストすることも少ないと思いますので、その点はそれほど心配する必要はないかと思います。逆に言うと、ショートキャストでもしっかりとロッドがしなり軽い力でキャストできるとも言うことができます。
中流域でのサクラマスフィッシングにおいて、素晴らしいキャストフィールだと思います。
絶妙なティップセクション
ティップが比較的柔らかいロッドなので、瀬などのダウンでのドリフトの釣りでは少しティップが入り過ぎるのではないかと心配していましたが、全く大丈夫でした。ルアーの動きや水押しの強弱をロッドで感じとることができました。バッドパワーに対してティップが繊細な作りになっていますが、まさに流れの中のトラウトにチューニングされた専用ロッドだと思います。
ダウンでのトゥイッチはしにくい
個人的には、サクラマスフィッシングでは、アップクロスでのスプーンやバイブレーションなどのリフトアンドフォールくらいしかルアーにアクションを加えることはありません。ミノーイングの際は、基本的にダウンにドリフトで流し込みむことが多いです。
今回レビューということでトゥイッチングやジャーキングも検証しました。アップクロスの場合は難なくルアーにアクションを加えることができますが、ダウンクロスのときは少しアクションを加えにくい(少し力を加えてバット部分から力を伝達する必要がある)感じがありました。
リールはC3000番がピッタリ
今回合わせたリールは、10ステラC3000Sになります。取り回しの良いこのレングスには、C3000番(2500番)クラスのリールとの相性が優れていると感じます。
最後に
今回は、今シーズン導入したメジャークラフト ファインテール FSX-782M のレビューを行いました。シーズン盛期に入ってくるこの時期。中流域での釣りも多くなってくると思いますので、出番も多くなると思います。
みなさんもサクラマスタックルを最適化して快適に釣りを楽しんでみてはいかがでしょうか。ぜひ、サクラマスのセカンドタックルに試してみてください。