『 22ソアレBB C2000SSPG 』を購入して、その使用感に感銘を受けましたので、今回『 22セフィアBB C3000S 』もと思い購入しました。これから始まる春イカシーズンにはもちろん、C3000番クラスの万能番手ということでシーバスや根魚などにも使用できるリールではないかと思っています。今回は、エギングとサクラマスでこのリールを使用してみましたので、その感想を中心に『 22セフィアBB C3000S 』をレビューをしていきます。
スペック紹介
基本スペック
ギア比:5.3 最大ドラグ:3.5kg 自重:225g スプール径:47mm 最大巻上長:78cm ベアリング:5 価格:19,200円(定価)【 購入価格:14200円 】
地元釣具店で購入しました。特別割引やポイントなどを使用せずに、定価の3割弱ほどの値引きで購入することができました。
搭載機構
ハガネギア マイクロモジュールギアⅡ Xシップ サイレントドライブ Xプロテクト Gフリーボディ AR-Cスプール ロングストロークスプール SA-RBベアリング ワンピースベール ラピッドファイアドラグ Ci4+
近年のエントリークラスのリールには、本当にさまざまな機構が搭載されて進化が著しいですね。フラッグシップの造り込みにはもちろん敵わないですが、ひと昔前の中価格帯以上の使用感を感じられると思います。
21セフィアXR C3000Sには、これらの機構に加えて、『 マグナムライトローター 』『 リジットサポートドラグ 』が搭載されています。
18セフィアBB 22セフィアBB スペックの違い
気になるスペックの違いを挙げてみます。すべてC2000SSPGでの比較になります。
13セフィアBB | 18セフィアBB | 22セフィアBB | |
ギア比 | 5.0 : 1 | 5.0 : 1 | 5.3 : 1 |
最大巻上 | 73cm | 73cm | 78cm |
ハンドル長 | 50mm | 55mm | 50mm |
自重 | 245g | 235g | 225g |
今回の22セフィアBBからギア比が少し大きくなり、それに伴って若干最大巻上も大きくなっています。また、ハンドル長が13セフィアBBのころの50mmハンドルに戻り、ラインスラッグがより速くできるように設計されています。
自重については、経年で軽量化が図られており、10セフィアBBのころの265gから順調に進化を進めている印象です。
使用感
なめらかな巻き心地 ○
22ソアレBB同様に、『 マイクロモジュールギアⅡ 』『 サイレントドライブ 』の恩恵で、かなり巻き心地が良くなっていると感じます。1万円台で購入できるリールとしては、考えられない巻き心地です。一度巻き出すと慣性の力を受け、なめらかにリールを巻くことができる感じです。箱出しすぐは巻きの重さを感じましたが、ある程度使い込んでいくとグリスやオイルが馴染んできて非常に滑らかで快適な巻き心地になります。
オイルアップやベアリング追加をすれば、ベテランアングラーも納得できるさらに良い巻き心地で釣りを楽しめることと思います。
安定性のあるドラグ性能 ○
エギングは最もドラグを駆使する釣りと言っても過言ではないですよね。エギング釣行2回 , サクラマス釣行1回行いましたが、ドラグ性能はかなり安定性がありました。リール(ライン)に一定以上の負荷がかかるとしっかりとテンションを保ってなめらかにラインが放出される安定感のあるドラグでした。エギをシャクる際やサクラマスをヒットした際にも、ドラグが負荷になめらかに対応するように働いていました。
また、『 ラピッドファイアドラグ 』が搭載されているため、ヒットしてからのドラグ調整が行いやすく、緊迫したやりとりの中でも瞬時にドラグ力の変更ができます。同価格帯リールの『 ミラベル 』『 アルテグラ 』などには、『 ラピッドファイヤドラグ 』が搭載されていません。『 ミラベル 』を友人に借りて使用したときに感じたのですが、正直ミラベルのドラグはテンションが一定でない感じがしました。ドラグ性能では、確実に『 22セフィアBB C3000S 』の方が上です。
サクラマス釣行では、なんとこのリールで58cmのサクラマスをキャッチしてしまいました。瀬の中からPEラインであのローリングの激しいサクラマスを引き寄せ、キャッチできたことを考えるとやはりドラグ性能はかなり評価できると思います。
リールの重みを感じる △
今回の22セフィア BBは、10セフィアBBから順調に軽量化を重ね、前作の18セフィアBBからもさらに10gの軽量化に成功しています。しかしながら、昨今の軽量化された他のリールと比較すると、正直『 自重225g 』の重量感を感じます。
エギングはキャストとしゃくりを繰り返すので、やはりリールの軽さも欲しいところです。もちろんこの価格帯を考えれば充分な軽量化に成功しているのですが、中級機以上のリールに慣れている方が1日このリールを使い倒すと、ある程度の疲労感はあると思います。
まとめ
使用感をさまざまな視点で勝手にレビューしましたが、1万円台でこの性能のリールは他にないかと思います。購入を悩んでいる方は、買って後悔することのないリールですので、是非購入してみてはいかがでしょうか。エギングはもちろん、汎用番手ということでさまざまな釣りに利用可能なリールかと思います。
これからエギングを始めようと思っている方、1つのリールでさまざまな釣りを楽しみたいという方などに、本当におすすめできるリールです。
個人的には、ベアリングを追加することでさらに快適にこのリールを使用できますので、ベアリングを追加して併用して使用していこうかと思っています。
最後に
『 22セフィアBB C3000S 』をレビューさせてもらいました。個人的には、巻きとドラグ性能がエントリークラスとは思えないほどの仕上がりになっていると感じました。レビューを兼ねてと思ってサクラマスに使用すると、思い出の魚をキャッチさせてくれました。いい意味で思い出に残るリールとなりました。
エギングをメインに、他にもさまざまな釣りに使用できる汎用性の高さも魅力です。もし、購入を考えておられる方がおられましたら、購入して後悔することはないかと思います。ぜひ、購入の参考にしてみてください。