先日、釣具店へサクラマスの年券を購入しに行ったついでに、『 メガバス ONETEN Jr. 』を購入してきました。私は、サクラマスやリバーシーバスでこのONETEN Jr. を愛用してます。今回は、長年使用してきたONETEN Jr. の紹介や使用感レビューを行います。
ONETEN Jr. とは
ONETEN Jr. は、メガバスから販売されているブラックバス用のルアーです。ONETEN Jr.は、オリジナルのONETENのダウンサイジングモデルで設計されたものになります。ダウンサイジングモデルというと、オリジナルからルアーサイズやルアーウエイトを落とすことになるので、本来のルアーバランスが乱れ、アクションが崩れる印象があります。しかし、ONETEN Jr. は専用にルアーバランスを再設計し、オリジナルと同じ動きをキープするように造られています。
ONETEN特有のキレのあるスライドアクションはもちろん、ローリングアクションで魚に口を使わせ、個人的にも釣果をあげているルアーの一つになっています。また、ONETENシリーズは、先行深度やサイズ別にさまざまな種類が発売されており、メガバスを代表するルアーです。
使用感レビュー
抜群のルアーバランス ◎
私は、サクラマスやリバーシーバス用としてこのルアーを使用しています。その際、瀬や流れの強いポイントでのダウンの釣りで使用することも多々あります。強い水押しのなかでも、ルアーアクションが乱れることなく、ピックアップ直前までしっかり水をかみ魚を誘うことができるルアーです。
ここまでスイミング性能に優れたバスルアーは本当に珍しいと思いますし、ブラックバスに限らずさまざまなフィッシュイーターに対し、さまざまなフィールドで効果を発揮するルアーだと感じています。個人的には、サクラマスやシーバスの釣果実績もあります!
キレのあるルアーアクション ◎
浮力の強いこのルアーは、ルアーアクションのキレが素晴らしいです。ファストリトリーブでは、しっかりとスライドアクションで広範囲の魚にアピールすることができます。また、スローリトリーブ(デットスローリトリーブ)でも、ローリングアクションが失われることなく、スレた魚にも効果的にルアーを通すことができます。
個人的には、強い流れの中でルアーを泳がせることが多いですが、その際もキレのあるダートを演出してくれます。このキレのあるダートアクションは、ONETEN Jr. 特有のもので、他のサクラマスルアーやシーバスルアーにはない魅力だと感じています。
バラシを軽減する3フック使用 ○
シーバスのエラ洗いやサクラマスのローリングなど、シーバスやサクラマスはヒットしてからキャッチするまでも難しい釣りです。ONETEN Jr.は、フックが3つついているため、フック3つが魚にかかった状態であればほとんどバラすことはありません。確実にキャッチ率を向上させています。
軽量設計で飛距離 ✖️
ルアーサイズ約10cmに対して、ルアーウエイトが9gと他のルアーと比較しても軽量に設計されています。そのため、空気抵抗などの影響もあり、キャスト時の飛距離はあまり出ません。重心移動システムも搭載されていますが、飛距離重視のバネ搭載の重心移動システムなどではなく、ルアーアクションのための重心移動システムという感じがします。もちろん釣りが成立する程度には飛距離は出ますが、必要以上にこのルアーに飛距離を期待しない方がいいかと思います。
ボディの強度 △
軽量設計のためか、ルアーの強度はそんなに強くない印象です。ルアーを壁面やテトラなどにぶつけてボディが割れてしまったことも度々ありました。キレのあるアクションを出すため、ルアーウェイトを落としボディの厚みを薄くしていると思いますので、使用する際は少し気を付けるといいかと思います。
まとめ
次のようなシュチュエーションでの使用をおすすめします。サクラマスやシーバスのルアーとは異なるアクションを出すことができるONETEN Jr. を、ルアーボックスに1つ入れておくと、釣りの幅がさらに広がると思います。
あまりキャスト飛距離を必要としない状況で、キレのある『 ONETEN Jr. 』特有のダートアクションが生かされる場面
・中規模河川や河川中流域でのサクラマスやリバーシーバス
・ボートシーバスでのピンポイント撃ち
最後に
今回、私がこれまで愛用してきた『 メガバス ONTEN Jr. 』のレビューを行いました。バスアングラーにはお馴染みのルアーかと思いますが、サクラマスやシーバスでもその性能を存分に発揮してくれます。気になる方はぜひ試してみてください。きっと皆さんの釣りの引き出しを増やしてくれるルアーになると思います。