各地でサクラマスの釣果情報が上がっていますね。私も先日、今シーズン2尾目のサクラマスをキャッチしました。タックルボックスを見ていただいても分かるように、『 緑 〜 チャート 』がメインカラーになっています。
サクラマスにオススメのカラーとは何か。今回は、私なりの意見をお伝えできればと思います。
サクラマスが反応する色とは
研究論文を読むと、サクラマスはしっかり可視光の波長を捉えることができており、色に反応することが分かります。また、特に400nmと560nmあたりへのリアクションが顕著であり、色で言うと『 紫色 』と『 黄緑色 』の波長になります。
水産上重要な通し回遊魚、サケ・マスの視覚メカニズムとその資源生物学的意味
https://www.jstage.jst.go.jp/article/hikakuseiriseika/25/4/25_4_156/_pdf/-char/ja
水深のあるエリアは『 黄緑色 』と『 チャート 』
光は水に進入するとき、屈折と反射により光の成分が分解されます。特に水深が大きいところではそれが顕著であり、短波長（青系）の光は水深のあるところ届きにくいと言われています。逆に長波長（赤系）の光は水深のあるところまで届きやすいと言われています。
そのため、水深のあるエリアではサクラマスの反応が良く、水深のあるところにあるルアーが反射しやすい『 黄緑色 』や『 チャート系 』を使用することが多いです。また、濁りが入ってくる時期になるとより黄緑色やチャートを多用しています。
水深のないエリアは『 紫色 』
上記の通り、水深のないところでは太陽の白色光が分解されにくいので波長の短い光も届きやすいため、紫色も比較的多く使用しています。
サクラマスの反応が最も良い黄緑色を優先的に使用し、ローテーションとして『 紫色 』や『 青系 』を意識的に入れていくという感じにしています。
信じられるルアーを見つける事が第一
もちろんサクラマスは色だけに反応して口を使うわけでわけではありません。ルアーのアクションやその時の水温なども大きく影響します。
しかし、ただでさえヒットの少ないこの釣り。少しでも自分の選んだルアーを信じて投げ続けるためにも、理論に裏付けされたカラー選択をするのもルアーを信じて投げ続けられる要因の一つになるのではないかと思います。
ラインは目立たせない
ラインは水になじんで魚から見えずらいカラーの方が良いと考えています。そのため、今シーズンからは、サクラマスの反応が少ないとされている620nmあたりの『 赤色 』のラインを意識して使用しています。
オススメのラインは、VARIVASから販売されている『 スーパートラウトアドバンス カッチイロ 』。赤系のラインはサクラマスに余計なプレッシャーをかけないと考え使用しています。実際、昔から使われていた漁網から発想を得て作られたラインであり、漁師の方々の経験からもラインカラーはやっぱり『 赤色 』がおすすめされています。
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最後に
個人的には、使用頻度の問題もあるかと思いますが、『 黄緑色 』『 チャート系 』でのヒット率が圧倒的に多いです。
サクラマスシーズンもそろそろ本番になってきます。ぜひ、カラー選択の参考にしてみてください。
