今シーズンは例年よりも平均海水温がかなり高いというデータが出ているみたいですね。それにともないサクラマスも例年より早く河川を遡上しているのではないかと想像しています。
今回は、これまでの経験からサクラマスが河川で捕食行為をしているのかについて記事にしていきます。
サクラマスの基本的な生態
サクラマスは、ヤマメの降海型の個体を指します。
河川上流域で孵化したヤマメが、約1年半をかけて海に出ていきます。基本的には、縄張り争いに敗れたヤマメが海に出ると言われているので、約75%メスで約25%オスだと言われています。
その後、北海道などに北上し、約1〜2年後の春に生まれ育った河川へ戻ってきます。この時、河川の近海で捕食をして体力を十分につけから、生まれ育った河川へ遡上していきます。
河川に入ると食性は一変し、ほとんど捕食行為をしないと言われています。そのため河川でサクラマスを釣るには、ルアーでのリアクションバイトを誘うことがメインになってきます。
また、少しずつ淡水に身体を慣らしながら徐々に遡上していき、産卵エリア付近でオスのヤマメ(メスのヤマメ)と産卵をします。
これまでの釣りの経験から分かること
胃内部から水生昆虫
これまでサクラマス釣りをやってきた中で、釣り上げたサクラマスを捌いていると、胃内部から川虫などの水生昆虫が出てくることも多々ありました。時には、中流域で釣り上げたサクラマスから、消化前の小魚が出てくることもあります。
エサ釣りでもしっかり釣果がでる
私の友人には、サクラマスを延べ竿で狙っている者もいます。彼らは、川虫やドバミミズ、イクラなどをエサにしてサクラマスを多数釣り上げています。技術の問題もありますが、正直ルアーよりも釣果が上がっているように感じます。
最後に
確かにサクラマスは河川に遡上し始めると、食性を変えてエサを食べなくなると思います。しかし、遡上中にもエネルギーを得るためにも多少は捕食をしているはずです。中流域で釣り上げたサクラマスの胃内部から小魚が出てくることを考えると、フィッシュイーターとしての特性から時にはルアーを捕食目的で食ってくることもあるのだと思います。
もしかするとワーム素材などの食わせルアーが釣果へのひとつヒントになるかもしれませんね!